top of page

用語

「深淵」
外宇宙の神々による気まぐれの産物だったり、
狂人により作り出されたり、あるいは自然発生する危険物。
基本的に人知を超えているシロモノかつ危険ならだいたいそう呼ばれる。
人間には理解できず、ゆえにおぞましいもの。
伝染性があったり見たら死ぬという性質を持つことが多い。

「世界内戦」

百鬼などのテロリストにより世界中で内戦が起きた。

最初は日本、アメリカ、EUなどの西側諸国だったが、すぐにロシアや中国にも伝播。

主な原因は貧富の格差とそれによる価値観の分断で、そこに異種族テロリストがつけこんだ結果。

結果として世界の3割くらいが既存国家から独立し、鎖国状態にある。

後述の「未調査区域」を多く生み出した。また、この事件により爆発的に技術発展がもたらされてもいる。

「未調査区域」

201X年の世界内戦により出来た次元接続式魔法兵器の汚染区域。

内戦直後は「黒い霧」に覆われていたが、今は霧が晴れている所もある。

異界化しており、ジャングルやダンジョンなど構造はさまざま。

中には貴重な鉱物や薬草があったり、内臓や毛皮が高く売れるモンスターが山といる。

モンスターは異次元から呼び出されてすでに未調査区域内に生態系を築ききつつある。

そのため「未調査区域」に入る「冒険者」は後を絶たない。

しかしモンスターとて狩られているばかりではないし、なにより「未調査区域」の向こうは「百鬼」のようなテロリストの領地である。

入るならば危険は覚悟するべき場所だ。

冒険者

「未調査区域」に入り、中の動植物や鉱石を採取して生計を立てている者。

「未調査区域」の採掘権は「同盟」や「連合」といった退魔師組織が握っており、冒険者もまた一応は退魔師組織に加入することとなっている。

創界法

一定区域を術の支配下におき、自らの作った法則を物理法則として定着させる術。

本来は最低でも地球全土を覆えるくらいのスペックがある術なのだが、

世界そのものからの抵抗や他の術者の妨害などを考慮に入れると街一個くらいがバランスが良い。

世界の法則、物理法則を意思の力でねじ曲げる術。

条件として既存の魔術体系や神秘的格闘術のうち何かを極めきった上で、

世界を変えたいと願ってそれが物理法則をもねじ曲げられるほどの強い意志がないと難しい。

なので、使用者にはものすごく強い信念や狂気が求められる。

努力に対して効果があんまり割に合わないので使う人は少ない。

むしろ本業を極めきった結果自然と身につくパターンが多い。

狩人

「同盟」という組織に属する退魔師の呼び名。

彼らは血に酔っており、基本的に殺人や殺妖をした者は殺している。

鈍器や工具、農具を主な武器としており、制服は「黒い中折れ帽子に黒いコート」である。

軽装として「黒キャップに黒ジャケット」もある。

ただし後に女性隊員から「かわいくない、熱い、重い」という苦情が出て「ゴスロリ&プチハット」のバージョンもある。

ちなみにどれも中に冷却装置を組み込んでいるので、わりと快適らしい。

ゴスロリはともかく、プチハットはわりと受け入れられている。

マグテイン

魔力補助食品。魔力版プロテインとでも言うべきモノで、だいたいはパウダーかゼリー状の抹香臭い味のする食物。

これを常用するだけで最大MPが少しづつ上がっていく。また、回復ポーションのように一時的な魔力回復用のもある。

類似品でタオテインという気を回復するモノもある。

強化拡充外骨格

人が乗り込む、あるいは着込むパワードスーツ。「同盟」が開発し、その後類似品が大勢出た。

仕組みは簡単で「スケルトニクス」にアクチュエーターと装甲を搭載しただけ。

作業用から警察用まで広く使われるようになった。​

「魔力学概論」

パトリック・R・ハルマンがもっとも初期に出した本。

魔力や気といった神秘的な力の科学的な実証、観測方法、その性質から運用法まで書かれた学術書。

これを基本として魔導科学が発展していった。

他にも「魔力運用学実践概論」とか「やさしい魔法入門」など実際に魔法をどうやったら使えるか、という本まで出してしまった。

これらにはタチの悪い悪辣な術や殺傷力の高い術は直接は記載されていない。

しかし、基本と言うべき事は全て書かれており、聡い者ならばこれを応用してどんな魔術でも作ってしまえるだろう。

​読めば読むほど常に新しい発見がある一種の暗号書。

bottom of page